髪 色 を理想通りにするには、上手な美容師にお願いすることです。
「そんなの当たり前じゃん!!」という声が聞こえてきそうです。(すいません・・・。)
というか、これは前提条件です。
つまり、あなたの希望の髪色にどこまで微調整をしてくれるのか?ということが一番大事なのです。
だから、自分でも髪質をしって、ブリーチが必要か?自分の髪質で出せる色なのか?など、かんたんな知識はもっておいた方がイメージを伝えやすくなります。
なんの知識も無いと、相談ではなく一方的に色を決められてしまっても文句は言えません。
一般的に女性の方が色彩感覚に優れているとされています。
男性よりも多くの色を見分けられるとまで言われています。
あなたの担当の美容師さんは、男性ですか?女性ですか?
もちろん、個人差もあるし、一概にどちらが優れているとは言えないかもしれません。
でも、もし、あなたが少しでもカラーリングの知識を増やしたら、今よりももっと希望通りの髪色にすることができるかもしれません。
希望の色より少し暗くオーダーしてみよう
とにかく明るい色にしたい場合は別ですが、基本的に希望の明るさよりも少しだけ暗く染めてもらった方が色が長持ちします。
とくに毛先のほうが、ダメージや退色で黄色っぽくなってしまっている場合、色は抜けやすい状態になっています。
ダメージで髪のタンパク質が少なくなっていて、色素が吸着する部分が減ってしまっているせいですね。
前処理剤などのトリートメントで、人工的にタンパク質を補うこともたいせつです。
同時に暗めの色をオーダーすることで、色素の量をふやしてあげることもできます。
希望よりも濃いめの色味をオーダーしよう
暗めの色をオーダーすることにも似ていますが、色味には強調色というカラー剤もあります。
美容師側で調整することなので知らない人も多いと思いますが、おもに、赤、緑、青などの絵の具のようなカラー剤があるんです。
たとえば、ピンク系の色を希望してもアンダーカラー(褪色した地毛の色)に黄色味が強かったら、仕上がりの赤みが弱くなりピンク系がブラウンよりになってしまいます。
そのとき、1~2割ほど強調色を加えてあげると、より強く赤みを表現すくことができるんです。
美容師に、「しっかり色味を出したい!!」のか「色味を弱く(淡く)したい!!」のかハッキリ伝えると、希望の色に近づきやすくなりますよ。
最近、カラーリングの方法が進化している
最近は、無彩色な色味を深く入れるなど、いちど明るくなった髪に外国人のようなカラーリングをする人が増えていますね。
イルミナカラーやアプリエラーといった、透明感を出しつつしっかりと色味を入れることができるカラー剤も登場してきました。
今まではブリーチをしなければ出せなかったようなカラーを、通常のカラーリングでできるようになってきました。(個人差はあります。)
ドンドン新しいカラーリングの方法も増えて、オーダーのしかたも複雑になってきています。
それだけ美容院でカラーリングの選択肢がふえたということですね。
とても、良いことなんです。
でも、今までのカラーリング、ブリーチを使ったカラーリング、イルミナカラーやアプリエカラーといった透明感のある高彩度(アッシュ系やグレイ系)のカラーリングのちがいを知るとより希望の色をオーダーしやすくなると思いますよ。
最近は「この色が流行ってる」という髪 色よりも、自分に似合う髪色を求める声が多くなっています。
でも、自分に似合う色が分からないという人がほとんどなのではないでしょうか?
もっと言えば、学校や仕事の決まりもあるかもしれません。(6レベルまでとか)
でも、もしあなたがある程度自由に髪の色を染められる環境にあるなら、似合う色にしてみたいと思いませんか?
たしかに、似合う髪色としたい髪色には違いがあるかもしれません。
ただ前提として、ここではしたい髪色を優先して書いていきたいと思います。
髪色を決める
日本人の髪の毛は、黒いと同時に明るくすると赤みが強く出ます。
これは、もとの髪が太くて黒いほど強く出ます。
どうしても、今までのカラー剤だけでこの赤みを消そうとしても、なかなか消えてくれません。
逆に、地毛が明るくて細い人はこの赤みが少ないので、アッシュ系やグレージュ系はキレイに発色しやすくなります。
つまり、おなじカラー剤を使っても髪質によっては仕上がりに大きなちがいが出てしまうんですね。
まず、明るさはどうしたいのか?
だいたい髪の明るさは、5~14レベルで表現されます。
染める前の地毛の明るさは、5~6レベル。
はじめてのカラーリングの場合は、7~8レベルぐらいがオススメです。
6レベルだと暗すぎて染めた感が弱いので、人に気づいてもらえないどころか自分でも気づかないなんてことも・・・。
逆に最初から10レベル以上になると、服装やメイクと合わずに違和感が出てしまいます。
明るさを決めるときに重要なのは肌の色はもちろん、眉毛や瞳の色がおおいに関係してきます。
基本的には、瞳 ⇒ 眉 ⇒ 髪 の順で徐々に明るくなっていくように決めると違和感が少なくなります。
髪は明るいのに、眉毛は真っ黒なんてことは避けたいですね。
色味はどうしたいか?
色味は絵の具のように混ぜることによって、無限に作り出せます。
たとえば、赤みの一番強いレッド系(Red)に少しづづアッシュ系(Blue)を混ぜていくと、強かった赤みがピンク色に近づいていきます。
日本人には自然なブラウン系が一番似合いやすいと言われています。
ただ、おなじブラウンにも赤みのあるウォームブラウンや、赤みを抑えたクールブラウンなどがあります。
カラー剤のメーカーによって色味の名称は異なります。
でも、基本的に考え方はおなじなので、調合によって出せない色はありません。
ツヤを出したいならレッド系やピンク系
すごくツヤのあるピンク系でキレイですね。
明度(明るさ)が高い場合(10~14レベルなど)の髪はパサついて見えやすいですよね。
髪の毛は明るくなればなるほど赤みが弱くなっていきます。
どんどんイエロー系に近づいていって、最後には白色になってしまいます。
髪が明るくなるとダメージも大きくなり、乾燥してパサついて見えます。
(これが一番、傷んで見えやすいんですよね。)
逆に言えば、失われた赤みを足してあげればツヤが出ます。
厳密にはバイオレット(紫)を明るさに合わせて1~2割ほど加えると、より深みも出て自然なツヤ感が出てキレイに染まります。
もちろん質感を合わせるのに、トリートメントなどの処理剤も必要になりますが、色味を工夫するだけでもかなりキレイに見えますよ。
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ツヤを出したいなら、レッド系やピンク系、赤みのあるブラウン系がオススメ。
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落ち着いて見えるクールなアッシュ系
暗めでも透明感があるから決して重くは見えませんね。
アッシュ系やマット系、グレイ系(シルバー系)は、おなじ明るさのレッド系やピンク系に比べて暗く落ち着いて見えます。
しかし、それと同時に透明感も出やすくなるのです。
矛盾しているように思えますが、明るさが暗めの設定ならより暗く見えます。
だからどちらかと言うと、高明度(レベル10~14)の方が本領発揮できる色味とも言えます。
色白の人が使うと、顔色が悪く見えてしまったりというデメリットもありますが、非常に人気の高い色味ですね。
ハイライト(ブリーチなどを使って)などと組み合わせた高い明度のときは、とくにその長所である透明感が強調されてキレイです。
ただ、しっかりトリートメントをしたり、アウトバストリートメントなどをしっかり使って、ブローやコテ・ストレートアイロンなどをしないとツヤ感が無くパサついて見えていまうんです。
お手入れのことも考えると、上級者向けの色味なのかもしれません。
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透明感のある外国人風の髪型には、コレ系の色味で決まりでしょう。
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アフターケアも大事!!
いくらキレイな髪色に染まっても、すぐに色落ちしてしまっては元も子もありません。
もちろん、美容院ではそれも考えた上でカラーリングをしています。
でも、いくら美容院できちんとトリートメントなどの後処理をしても、家に帰ってからのケアがきちんとできていないとその美しさを保つことはできません。
もともと、カラーリングの色味はまったくダメージのない髪でも、2ヶ月と言われています。
それも、正しいケアができていればの話です。
下の記事も参考にしてみてください。
カラーリング用のシャンプーとトリートメントは使っていますか?
極端なことを言えば、ふつうのシャンプーやトリートメントでは簡単に色落ちしてしまいます。
シャンプーの洗浄力は強すぎますし、トリートメントによっては内部に成分を入れるために色素を溶かし出してしまうものもあります。
カラーリング用のシャンプーは洗浄力を抑えたり、弱酸性であったり、アルカリを中和する働きがあるものが多いですね。
トリートメントにしてみても、同じようにアルカリを除去して、色味を保つための工夫がしてあります。
美容院でカラーリングをしてからはじめて家でするシャンプーは、とくに影響が出やすいので注意が必要です。
1週間のシャンプーやトリートメントで、その後の色持ちが変わってくると言っていいぐらいです。
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カラーリング直後のシャンプーとトリートメントは重要です。
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シャンプー後、完全に乾かせていますか?
髪が濡れているときは、キューティクルが膨潤(開いている)しているので、カラーリングの色素が抜け出やすい状態になっています。
たとえばシャンプーのあと濡れたままの髪にタオルを巻いていると、水分に溶けた色素がタオルにうつってしまいますね。
つまり、タオルについた色素の分だけ髪の中から色素が出てしまったということになります。
シャンプー後はなるべく早く、しっかりと乾かしてあげることがとても大切なんですね。
もちろん、この時にカラーリング用のアウトバストリートメント(洗い流さないトリートメント)を使っていくとより効果的です。
ただし、高温で乾かし過ぎてしまうとオーバードライになります。
熱によるダメージにも注意が必要です。
紫外線にも気をつけましょう
紫外線には漂白作用があり、人工的に染めた色を褪せさせてしまいます。
5分ぐらい平気と思っても、意外と色味が落ちてしまうのです。
とくに日差しの強い夏場は、注意が必要です。
まとめ
結局のところ、一番大事なのは自分の好みの髪色にすることです。
そして、なるべく長くそのキレイな髪色を持続させることです。
そのためには、近年、増加するカラーリングの種類とテクニックを、なんとなくでも知っておくと理想通りの髪色にできる可能性が高くなります。
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