白髪の割合 と 明るさ の関係

カラーリング

 
皆さんは 白髪の割合 によって仕上がりの明るさや色味が変化することにお気づきでしょうか?

市販のカラー剤のパッケージを見ると、どんな髪質のひとでも同じようにキレイに染まり上がるように錯覚してしまいます。

ただでさえカラー剤は、髪の太さ・キューティクルの厚み・赤みの強さなどによって仕上がりの色が左右されます。

そこに白髪という要素が加わったとき、ますます仕上がりの色は予想できないものになっていくでしょう。

 

白髪の割合 による仕上がりの違い

いままで明るい色(オシャレ染め・ファッションカラー)で染めていた人にとって、白髪染めで暗く染めることには抵抗があります。

白髪は一気に生えてくるわけではありませんが、それでも最初の1,2本はショックが大きいものです。

日本人の白髪の生え始める年齢は30~48歳と、かなり個人差もあります。

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ただいくら若いころに白髪が出始めたとしても、いきなり真っ白になるわけではありません。

加齢による原因のほかにも何らかの理由があって、白髪になってしまっている人もいると思いますが、一般的には60~65歳ぐらいの年齢でもやっと40%以上という方がほとんどです。

 

白髪の割合

白髪の割合 毎の毛束

 

黒い髪を脱色していったときの明るさ

髪の明るさごとの毛束

 

だれもが1~2本の白髪からはじまり、5%、10%、20%・・・ と、少しずつ増えていくのです。

ただ5%と言っても黒い髪のなかに白い髪があるとコントラストの差でかなり目立ちます。

逆に15レベル以上の明るさのなかに、白髪が混じっていても目立ちにくくなります。

 

このことを利用して黒い髪の部分を明るくしながら、白髪の部分には暗い色素をいれていくという作用を同時できるのが白髪染めです。

カラー剤の内容成分の作用

※ここでは、酸化重合をおこなうアルカリカラーのことだけを説明しています。

 

一般的にドラッグストアなどで多く販売されているのがこのタイプです。

美容室でもほとんどは白髪染めと言えばこれを指します。

 

脱色作用が強ければ明るく染まりますし、暗い色素が多くなれば仕上がりは暗くなってしまいます。

白髪5%のひとが5レベルに染め上げたい場合

この場合は特に難しくありませんし、仕上がりの誤差も小さいです。

 

白髪5%のひとが6~7レベルに染め上げたい場合

地毛の黒い髪の部分は少し明るくなります。

同時に白髪の部分にはダークブラウンぐらいのイメージの色素が入っていきます。

染まりあがりとしては、黒い髪と白髪の差がほとんど見分けがつかないぐらい一色になります。

白髪に色素が濃く入る分、色の持ちは良くなります。

人気の高い明るさのレベルです。

 

白髪5%のひとが8~9レベルに染め上げたい場合

もともとの髪質によっても、染まり上がりにかなりの差が出ます。

白髪染めのカラー剤の場合8~9レベルといっても、実際は脱色作用に黒い髪の部分を10~11レベルまで明るくする必要があります。

脱色作用は混ぜて10~15分の間に働くのですが、時間の経過とともに弱くなっていきます。

脱色作用と染色作用のグラフ

そして染色作用の方は時間が経過すればするほど、色素が濃く入っていってしまうのです。

実際には脱色作用染色作用は同時に進行しているのですが、まずイメージしてもらいたいのは染色作用は白髪だけに働くのではなくて、黒い髪を脱色したところにも染料が染まっていってしまうということです。

もし9レベルの明るさに染め上げる薬剤が、9レベルまでしか脱色できなかったとしたら、そのあとに入ってくる染色作用のせいで暗くなってしまい、9レベルの明るさには仕上がらなくなってしまいます。

つまり白髪染めの場合は、明るく染めたいからといって時間を長く置きすぎてしまうと、逆に暗くなってしまうのです。

 

白髪50%以上の人が5レベルに染め上げたい場合

時間をしっかり置かないと充分に色素がはいらず、思ったよりも明るく仕上がる傾向があります。

ほとんど脱色作用は働きませんが、カラー剤に含まれる色素の量は多くなっています。

フェイスラインや手、首元などに付着してしまうと、その色素量の多さのために黒く染まってしまうので注意が必要です。

 

白髪50%以上の人が7~8レベルに染め上げたい場合

この場合も時間をしっかり置かないと、白髪の部分が染まりにくくなってしまいます。

特に髪質が太く毛量が多い場合、白髪も同様に染まりにくい髪質である場合が多いので、薬剤の量を充分に使っていかないと染まり残こしができてしまいます。

顔周りばかりに気を取られていると、襟足の内側の方も染まっていないことが多いので注意が必要です。

同じ白髪染めの薬剤でも染まり上がりのレベルが明るいと、白髪が染まりきらないことがあります。

その場合『白髪が浮く』といって、せっかく白髪染めをしたのに黒髪の部分よりも白髪の部分が明るくなってしまう状態になってしまいます。

薬剤を塗布する時間がかかりすぎてしまうと、途中で乾燥してしまい脱色作用が充分に発揮されなかった場合などにも起こります。(黒髪の部分が明るくならなくて。)

約10~15分の間にすべての髪に薬剤を均等に塗布し、しっかりと20~25分放置タイムをとることが重要です。

5レベルに染めるための薬剤に比べると色素の量も少なくなっています。

最後に良くコームとかし空気に触れさせて(空気酸化)染色作用をしっかりとおこなうことで、ある程度白髪が浮いてしまうことを防ぐことができます。

 

白髪50%以上の人が9レベルに染め上げたい場合

使用する薬剤は、明るく染め上げるために脱色作用が強く、染色作用が弱くなっています。

色素の量が少ないので白髪が染まりにくく、染色作用を充分に発揮させる必要があります。

少し早めにチェックして白髪の染まりが薄いと感じた場合には、良く空気に触れさせてさらにしっかりと染色作用をうながすと良いでしょう。

 

まとめ

いままで、ファッションカラーやオシャレ染めといったカラーリングをしていなかった人が、白髪染めで染める場合にはパッチテストをおこなうことを忘れてはなりません。

そして黒髪だった人は、せっかく染めるのであれば明るく染めたいと思います。(最近は暗いままの方がいいという人も少なくありませんが・・・)

しかし現状、白髪染めの薬剤では8~9レベルの明るさに染めるのが限界です。

どうしてもそれ以上に明るくしたい場合には、一度、髪全体を14レベル以上に脱色してから色素を入れるという方法もありますが、毎月のように染める場合は現実的ではありません。

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なるべくなら短い頻度で染めた方が白髪は目立たないのですが、頭皮や髪へのダメージを考えると期間を空けた方が良いと思います。では、どのくらいのスパンを空ければ良いのでしょうか? この疑問に答えるにはあまりにも個人差がありすぎるため一概には言え...

 

ただ同じ薬剤を使用していたとしても、白髪の割合が増えてくると自然と明るくなってくるので悲観する必要はありません。

 

逆にずっと明るい髪色に染めていた人がいきなり白髪染めに切り替えるのには抵抗があると思います。

ただ、最近ではアプリエカラーイルミナカラーなどのように色素の量が多いファッションカラーの薬剤も登場してきているので、明るい髪色のままでも白髪を目立たなくさせることが可能になりつつあります。

 

ひと言に白髪染めといっても白髪の割合や髪質、求める明るさによって薬剤の配合や放置時間を微調整していくことで、より素敵な髪色に染め上げていくことが可能です。

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