薄毛にはビタミンCが有効~その理由は?

薄毛の原因の一つに「活性酸素」が挙げられます。

活性酸素とは大気中に含まれる酸素分子がより反応性の高い化合物に変化したものです。

参照:ウィキペディア 活性酸素

 

活性酸素には、上記のような物があります。

このような活性酸素は、細胞を損傷させてしまいます。

若い頃はこうした活性酸素を体内の抗酸化酵素で無害化できるのですが、年齢とともに抗酸化酵素は減少していきます。

そして、細胞内の酵素で分解・除去できなくなった活性酸素はガンや生活習慣病、老化などの原因にもなってしまいます。

 

活性酸素を除去する方法

加齢とともに減少してしまった抗酸化酵素を増やすことは可能なのでしょうか?

残念ながら今の医学では不可能なようです。

しかし体外から抗酸化物質を摂取することによって、それをまかなうことは可能です。

では、どんなものを摂取すればよいのか?

現在一番、有効とされている抗酸化物資はビタミンCです。

活性酸素種と除去する抗酸化物質[15]
抗酸化物質 活性酸素種
O2 H2O2 OH 1O2
スーパーオキシドジスムターゼ Yes No No No
グルタチオンペルオキシダーゼ No Yes No No
ペルオキシダーゼ No Yes No No
カタラーゼ No Yes No No
アスコルビン酸(V.C) Yes Yes No Yes
システイン No No Yes No
グルタチオン No No Yes No
リノール酸=>過酸化脂質) No No Yes No
α-トコフェロール(V.E) No No Yes Yes
α-カロテン No No Yes No
β-カロテン No No Yes Yes
フラボノイド No No Yes No
リボフラビン(B2 No No No Yes
ビリルビン Yes No No No
尿酸 No No Yes Yes

引用: ウィキペディア 活性酸素 より

 

上の表を見てもらうと分かるように、ビタミンCの化学的名称であるアスコルビン酸がもっとも多くの活性酸素に有効な反応を示していることが分かります。

ヒドロキシルラジカル (hydroxyl radical) にだけに対しては除去作用がありませんが、通常の環境下ではヒドロキシラジカルは長時間存在できないのであまり問題はありません。

つまり、抗酸化物質のなかでもビタミンCはかなりの有効性があるのです。

 

ビタミンCの弱点

こんなに有効性の高いビタミンCですが、実は弱点が2つあります。

一つは熱に弱いことです。

ビタミンCには還元型ビタミンC酸化型ビタミンCがあって、熱に弱いのは酸化型ビタミンCです。

酸化型ビタミンCは水と反応することによって、分解されてしまいます。

そこに熱が加わることによって、破壊されるスピードが促進されてしまうのです。

 

そしてもう一つの弱点はアルカリ性に弱いことです。

カラーリングの直後などは、髪の毛や頭皮はアルカリ性に傾いている場合があります。

この状態のときに、還元型ビタミンCをつけても即座に分解されてしまいます。

通常、頭皮や髪は弱酸性の状態にありますが、シャンプー剤のなかにはアルカリ性のものもあるので注意が必要です。

 

まとめ

ビタミンCは活性酸素を分解・除去することには有効ですが、発毛効果があるわけではありません。

あくまでも活性酸素によっておこる、細胞の破壊を抑制することに効果を発揮します。

頭皮は角質バリアというものに保護されていますから、直接つけてもわずかしか浸透していきません。

それでも、毎日しっかりと適量を摂取することで健康的な身体を維持し、結果的にアンチエイジング効果で薄毛を改善することになります。