健康な髪の毛が生えるには、土壌となる頭皮の環境がととのっている必要があります。
日々、頭皮は紫外線や大気中の有害物質などの影響をうけ、ストレスにさらされています。
頭皮も肌と同じで、とてもデリケートなことは周知のことだと思いますが、適切なケアというのはなかなか難しいものです。
以下、頭皮のトラブルと対処法、効果のある成分を見ていきたいと思います。
乾燥とかゆみにはプロパンジオール
原因はさまざまですが、よくある頭皮トラブルにかゆみがあります。
多くの場合、乾燥してかゆみが出て、それを爪などで傷つけてしまい、ひどいと炎症を起こしてしまいます。
ドライヤーの風が熱すぎると、乾燥や軽いやけど状態になってかゆみを生じます。
かゆみは、痛みに至らない痛みと言われています。
つまり、極弱い痛覚がかゆみなのです。
痛みということは、頭皮に何らかのストレス、つまり、悪影響があるということなのです。
しかし、
美容室で乾かすように、毎日しっかりとムラなく乾燥させることは、なかなかむずかしいものです。
仮に、きちんと乾かせていたとしても、寝てる間には汗もかきます。
そこで、頭皮環境を整えられる成分に助けてもらうわけです。
プロパンジオールは、保湿と抗菌に優れています。
かりに、ドライヤーなどで頭皮に過剰な熱があたってしまっても、カバーできるし、それ以外の原因による乾燥も防いでくれます。
さらには、抗菌作用もあるので、水分が残ってしまった時の雑菌の繁殖を抑えてくれます。
これだけでも、頭皮のトラブルの原因のほとんどを防げるといっても過言ではありません。
プロパンジオールとグリセロール
プロパンジオールとグリセロール(グリセリン)を合わせることで、保湿力が大きくなることがわかっています。
どちらの成分も、強いアレルギー反応や刺激性は、確認されていないので、とても安心できます。
とくに、プロパンジオールの良いところは、保湿と抗菌作用を併せ持っていることです。
頭皮で雑菌が繁殖する原因は『水』です。
自然乾燥はもちろん、ドライヤーを使ったとしても、襟足や耳まわりなどの内側は、水分が残りやすいのです。
その残った水分に雑菌が繁殖します。
しかし、プロパンジオールの抗菌作用が、その雑菌の繁殖を抑制してくれるので、心配ありません。
まとめ
プロパンジオールは、万能とまでは言いませんが、とても安心できる成分であり、頭皮環境をととのえるということに関しては、高い成果を上げてくれるでしょう。