全体染めの必要性(白髪編)

白髪染め

白髪染めでもオシャレ染めでも、伸びてきた部分だけを染めることを根元染めとかリタッチと言います。

だいたい1か月から2か月なら、根元染めだけでもきれいな状態をたもてます。(個人差はあります。)

とくに白髪染めの場合、暗めの色で染めていれば、毛先の部分もしっかり色持ちします。

白髪染めでも明るめの色で染めている場合は、毛先のほうがだんだんと色が抜けてきてキラキラしてきます。

白髪の部分に染まっていた色が落ちてくるのです。

毛先の色が落ちてきたら、全体を染めなくてはなりません。

ただ、全体染めは髪の負担、仕上がりの明るさや色味といったことも考えないと、思いがけない色になってしまいます。

根元染めにくらべて、ちょっと慎重になってしまいますよね。

以下の方法が参考になれば幸いです。

根元を染めているカラー剤と同じもので染める

ホームカラーで自分で染めたり、髪型がショートヘアの場合、根元と毛先でカラー剤を変えずに染めてしまいます。

デメリットしかなさそうですが、コストがかからないこと、むずかしい技術がいらないこと、毛先の白髪もしっかり染まることなど、いいこともあります。

ただ、自分で何度も短期間にくりかえし染めてしまうと、かなりのダメージがでてしまい、美容室でも直すのに何か月もかかってしまうこともあります。

根元の白髪を染めるためのカラー剤は、つよいものが多いので注意が必要です。


やさしいカラー剤で染める

美容室で毛先を染めなおす場合、通常は、毛先のカラー剤はやさしいものを使います。

ただ、やさしいとはいえ、カラー剤に変わりはないので、すくなからずダメージはあります。

特別な理由がないかぎり、毎回、全体染めをすることはおすすめできません。

カラー剤のパワーを抑えているかわりに、髪質によっては白髪が染まりづらくなることがあります。

とくに、明るめの色で染める場合には、よくチェックしてもらいましょう。

明るければ明るいほど色素の量が少なくなるので、白髪に入る色素も減るからです。


ローライトで白髪を染める

特殊な染め方かもしれませんが、部分的に毛先の白髪が目立つ場合には効果的です。

白髪の部分にだけ、しっかり暗めのカラー剤で染めます。

メッシュ状に染めることで、目立ちにくくします。

全体染めにくらべると、完全に白髪を隠すことはできませんが、ダメージも軽減できるし、あまり暗くならないのでおすすめです。

費用も時間も節約できる可能性があります。

一度、美容師に相談してみてもいいかもしれません。

とくに、紫外線やドライヤーの熱などで、表面だけ色が抜けやすい場合はかなりおすすめです。


(番外編)

毛先のダメージが気になる場合や、縮毛矯正やデジタルパーマなどをかけている場合は、通常のカラー剤だと、色が思い通りに発色しなかったり、暗くなってしまうことがあります。

通常のカラー剤より色持ちはよくありませんが、以下の2つの方法もあります。


ヘアマニュキュアで染める

ダメージも少なく、髪の状態による発色のブレが比較的すくないです。

しかし、おもに髪の表面に着色するので、色持ちはよくありません。

とにかく、ダメージを出したくないけど、ある程度、しっかり染めたい人におすすめです。


カラートリートメントで染める

ヘアマニュキュアよりもダメージがありません。

反対に髪の保護にもなります。

ただし、色持ちはかなり悪いです。

ものによっては、髪に色素が沈着してしまい、通常のカラー剤で染めるときにおかしな発色をしてしまうこともあります。

どうしてもダメージを出したくない場合は使用してもかまいませんが、その後の通常のカラー剤で染めることはおすすめできません。

変な髪色になることが多いです。


まとめ

いろいろと方法だけを書いてしまいましたが、一番いいのは美容師に相談して自分のしたい色や髪の状態によって染めてもらうことです。

もし、自分でなにかしらの方法で染めてしまった場合は、そのカラー剤を伝えるようにしましょう。

それだけでも、思い通りの髪色に仕上がる可能性が高くなります。