髪の毛にボリュームがあって、フワっとしていた方が小顔効果があることをご存知でしょう。
でも、髪の毛にダメージがあったり、雨の日などで髪の毛が広がってしまうと、とても小顔効果どころではありません。
そもそも髪の広がりと、小顔に見えるボリューム感とは何が違うのでしょうか?
「トップや前髪が潰れているのに、襟足やサイドの毛先の方は広がってしまう・・・。」
こんな悩みをよく耳にします。
1番多く見られるパターンとして、頭頂部(トップ)にはなかなかボリューム出ないのに、顔周りや毛先の方だけ広がってしまうパターンです。
輪郭が面長の人にとっては必ずしも悪いことではありませんが、頭頂部が潰れてしまうと実年齢より上に見られてしまうことがあります。
基本的には頭頂部が潰れてしまうことによって、全体のバランスが崩れてしまうことの方が多いのです。
では頭頂部にボリュームを出すためにはどのような方法があるのでしょうか。
髪の毛の状態や髪型を工夫する
1つにはカットでトップを短くしてボリュームを出すと言う方法があります。
レイヤーが入ることによってサイドのボリュームが少なくなり、髪型のシルエットを縦長に見せてくれる効果があるので、トップにボリュームを出したい場合にはとても効果的です。
ただロングスタイルを維持したい場合や、ボブなどの表面を長く残すスタイルには対応できません。
カットだけでは限界があります。
次にパーマをかけると言う選択肢があります。
強くかければかけるほどボリュームが出ますが、デザインはカールスタイルになってしまうので、なかなかデザイン性まで求めることができません。
おおすすめなのは、カットで程よく長さを調整して、ワンカール~一回転半のパーマをかけることです。
まったくパーマが掛かっていないよりは、ボリュームが出ます。
ただし、デザイン性を重視しますのでクリクリに強くはかけれません。
もちろん、強めのパーマを希望していれば問題ありませんが、今は強めのパーマを希望される方は多くはありません。
ですので、ふんわり緩めのパーマをなるべくダメージレスにかけて、長持ちさせる必要があります。
だいたい、2~3ヶ月ほどでボリュームは出なくなってきます。
カラーリングを利用して、顔周りや襟足は全体よりも少しくらいローライトを入れたり、トップにはハイライトを入れて、色調で立体感を出すこともできます。
(カラーリングに関しては、解説すると長くなってしまうので、別の記事に書きます。)
さらにオススメなのは、根本的に髪を太くする方法です。
どうしても頭皮が硬くなってしまうと健康な髪が生えてこなくなったり、弾力がなくなって細い髪の毛になりやすい状態になってしまいます。
こういう時はシャンプーやトリートメント育毛剤などをもう一度見直したり、美容室などでヘッドスパを施術してもらうことをお勧めします。
もしカラーリングやパーマのかけすぎで頭皮が弱っていたり、髪が細くなっていたりすると、根本的なボリュームアップにはなりません。
理想としては、カラーリングやパーマの回数はなるべく少なくして、自分の髪の毛を健康で太くボリュームのあるようにしていかなければなりません。
ここまでのことをまとめると、頭頂部にボリュームを出すことによって横への広がりをなくすことができます。
とにかく1番大事な事は頭頂部(トップ)付近の髪の毛が、ふんわり立ち上がることで小顔効果がより現れると言うことです。
このとき、毛先の方がパサついてしまっては意味がありませんので、毛先の方には流さないトリートメントなどをしっかりとつけて、きちんとドライヤーで乾かしてトップをふんわりしていくことが大切です。
なるべく小顔に見せたい場合には短めの髪型がオススメ!?
通常、小顔に見せたい場合は、あまりをヘアスタイルを短くする事はありません。
と言うよりも、お客様の方から「髪を短くする=顔が大きく見える」と言うイメージがあるようです。
でも、逆に髪をぜんぜん切らずにのばしたままにしておくと、トップやサイドがペタンコに潰れてしまい、顔自体を強調してしまいます。
もちろん、短ければいいというものではありませんが、長すぎては逆効果になってしまうこともあるのです。
とくに最近は、表面を長めに残して、耳周りや襟足をかなり短めにカットするマッシュボブやショートボブが流行っています。
かならず人によって前髪やサイドの長さの調整はしますが、短くすることによってふんわりとしたボリュームを出しやすくなり、小顔効果が得られます。
さらに、表面の髪の毛が長めにしてあるとはいえ、肩ぐらいのボブやロングヘアよりは短いので、先に書いた1~1.5回転のパーマなどと組み合わせれば、トップのボリュームも出て効果は倍増します。
前髪はバランスにもよりますが、サイドが短い分、比較的長めの方が小顔効果が高まるでしょう。
まとめ
ここに書いた方法は、小顔効果を出すための一例に過ぎません。
お客様一人一人で方法が違ってくるのはもちろん、美容師サイドの考え方や技術によっても変わってきます。
髪質や骨格をよく見てもらい、的確な施術をしていくことで完成します。
もしかすると、1回の来店では解決しないこともあるかもしれません。
そして、ホームケアと組み合わせることでよいコンディションをキープできるでしょう。